[単行本] 西澤保彦 ≫ 収穫祭 
1 月 31st,
2008
2008
無茶苦茶。
(必ずしもネガティブな意味ではない、というかパワーだけは物凄い)
小説の全体像としては全25年の大河モノって感じなのですが、とりあえず25年前に過疎の村全滅の15人殺しがありーの、その9年~13年後に掛けて関連する別件の延べ13人(ぐらい)殺しがありーので、最早ギャグのような勢いの殺しっぷり。
いや別に死にすぎだからギャグだとか、あるいはダメだとかいう訳ではないのだけど。
長期間とか死にすぎとかは実は付帯条件で、「長期間」「死にすぎ」であるが故に(トラウマによる)記憶の改竄が乱れ飛んでいるのが一番「無茶苦茶」な点。(あと出てくる人たちが発情しすぎなのも無茶苦茶なんだけど、これは/これも西澤作品の一つのテーマだからなぁ)
伏線キッチリ張ってある等々、形式的には(強調)非常にオーソドックスなミステリなのですが、全体のテイストが上記のように無茶苦茶だし謎解き面でも消去法的にそれしかないしで、本格テイストの作品ではないですね。
というか4章の終わり方(5章はカットバックするので時系列的には最後)が黒すぎ&怖すぎ。その方向のカタルシスはどうなのw
……しかしまぁ、事実上日・月・水の3日で2000枚級の作品を読んでしまったわけで、とりあえず堪能した、とは書いておきましょ。(というか消化ページ数としては水曜が350/600なんだけどw)
著者/訳者:西澤 保彦
出版社:幻冬舎( 2007-07 )
定価:¥ 2,100
単行本 ( 605 ページ )
ISBN-10 : 4344013484
ISBN-13 : 9784344013483



