ヒロインが小学六年生でも、主人公も小学六年生ならロリじゃないよね!!
……挨拶。
俺的最強ジュヴナイルの新刊。
文章が、……何でしょうね、静謐? どう考えても小学六年ではない抑制の効いた語り口が、リンネの元気さとか起こる出来事のドキドキ或いはハラハラ、をグッと引き立たせています。
……という点はシリーズ共通。
今回は目立った敵(悪者)は居なくて、「非日常の空間との接触と、そこで出あった友人との交流」みたいな話です。
俺が連想したのは映画ドラえもんの宇宙開拓史。(類作は他に幾らでもあるでしょう)
粗筋を文字にして起こすと大したことないんだよねー。
ポイントは(繰り返しになるけど)「別の世界」でのワクワクドキドキ感。久高(視点人物)の大人っぷりがリンネの天真爛漫なキャラを何重にも引き立ててます。出てくる大人の「怖いけど良い人」っぷりも堪りません。
そして「冒険」を繰り返しているうちにふとしたきっかけから大事件が発生し……という展開も王道。
ノリとしては「ひと夏の大冒険」な感じね。時期冬だけどw
本来魅力的なサブキャラであった遊佐、G、ルウといったあたりは今回はお休み気味。(「G」はざっくり云うと「綺麗なおねーさん」です)
そこら辺は、今回の話で成長したリンネの「次の話」に期待ですかね。
…………………………えーとね?
(略)僕はGの黒いストッキングに包まれた形のいい脚がコツコツと互い違いに動いていく様をひたすら目で追いつつ、なるべく何も考えずに歩を進めた。
やがて対岸が迫ってきた。
「ふう」
274ページのこの箇所で「ハイパー賢者タイムキタコレ!!」とか思ってないですよ? うん。
久高はそんなにダメな奴じゃないです。ダメなのは俺です!(思ってるやん
■参考までに
シリーズ感想
時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット (角川文庫―角川スニーカー文庫)
著者/訳者:清野 静
出版社:角川グループパブリッシング( 2008-07-01 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4044732035
ISBN-13 : 9784044732035


